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2017/09/20

日本酒学講師会 新潟研修 ①

平成29年 9月に伺った 新潟での研修

初日、はじめに伺ったのは、新潟県農業総合試験場です。
こちらはコシヒカリを世に送り出した試験場です。

Koshihikarihi_2

新潟県農業総合研究所センターの神戸先生から新潟の酒米の栽培方法や酒造適性などについてレクチャーをして頂きました。

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新潟の酒造好適米として有名なのは 五百万石と越淡麗(生産量は平成28年産で五百万石が12,000t  越淡麗が1,488t)

五百万石は戦前から交配が始まり、昭和30年代から育成され、昭和48年から、酒米に、越淡麗は平成16年から酒米として作られはじめたそうです。

五百万石は雄町や亀の尾を先祖に持つ米になり、越淡麗は母親が山田錦で父親が五百万石の米になります。越淡麗は五百万石が50%以上に高精白すると割れてしまうため、もっと高精白の出来る米が求められたことから始まった。

はじめからお酒にして美味しい米にするために開発された米で、作物研究センター・醸造試験場・県酒造組合の三者連携で研開発されるのは初めてのことだったそうです。
交配が始まったのは1989年、越淡麗と名前は付いたのは2004年麗しい香り豊かで、柔らかくふくらみのある酒質になる米になり、本格的に生産が始まったのは2006年だったそうです。

以前、県内の鑑評会の受賞は山田錦で醸されたお酒がほとんどだったそうですが、今は越淡麗でのお酒が受賞することが多くなったそうです。

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しかし、越淡麗の栽培はとても難しく、草丈が高く倒伏しやすく、倒れると籾から芽が出る。また病気にも弱く、五百万石に比べると収量が少ないため、生産できる農家さんは限られ、登録制になっている。

蔵元さんと農家さんは相互にクオリティを保つための情報交換がなされて、常に品質向上のために努力をされているとのこと。
新潟県のお米とお酒に対する飽くなき探求心。すごく勉強になりました。
この後、越淡麗の圃場とその米 越淡麗を使っている蔵元さんへおじゃましました。越淡麗は蔵元と契約栽培しかできないそうです。

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